五社神社
五社神社は愛知県春日井市玉野町にある神社です。自然豊かで落ち着いた場所にあります。社伝は分かっていませんが、昔から地元の人々に愛され、今も行事では賑わいを見せています。
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五社神社詳細
アクセス・行き方
愛知県春日井市玉野台宮ノ越1489番地
高蔵寺駅から徒歩28分
または駅から名鉄バス自衛隊前下車、徒歩5分
無料駐車場あり
拝観料
入場料:無料 境内自由
創建
永享元年(1429年)
祭神
- 天照大神(あまてらすおおみかみ)
- 須佐之男命(すさのうのみこと)
- 日本武尊(やまとたけるのみこと)
- 建稲種命(たけいなだねのみこと)
- 官簀姫命(みやずひめのみこと)
※五社神社の「五社」とは、五人の神様を祀っているということ
境内社
- 粟島社
- 二十二夜社
- 秋葉社
主な行事
玉野の秋祭り
10月には玉野郷土芸能保存会の方が中心となって秋祭りを行います。玉野町の秋の風物詩となっています。
日時
10月第二日曜日 昼頃から
お祭りについて
鉄砲隊の火縄銃空撃ち
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12丁の火縄銃を使った迫力のある秋祭りの名物です。保存会の人と厄年の人が撃ちます。
警固隊(けいごたい)
杖を持った年行司を先頭に、棒の手を行う子供たちやお神楽の女の子たちが行列を作って歩きます。
お神楽
農民夫人の家から五社神社までの移動の間、小学校高学年女子が中心となって笛を吹きます。
夏休みや祭り前に保存会の方の指導のもと、一週間ほど練習します。笛の音色は祭りをさらに盛り上げています。
棒の手
棒ややりを使って演武をする伝統芸能の愛知県近辺での名称です。型は昔から変わらず、県の無形民俗文化財になっています。
保存会の大人だけでなく、小学生男子も参加します。お神楽、棒の手に参加した児童にはお菓子が配られます。
初詣
五社神社では大晦日の夜から中心で焚火がたかれ、参拝者に甘酒が配られます。また初詣の期間のみおみくじが置かれ、お札やお守りが売られます。
その他
自然が豊かな場所にあり、神社の森にはツブラシイやヤマザクラ、アラカシなどの大木が生い茂っています。
歴史を感じさせる、自然の石でできた灯篭があります。
拝殿の表側と裏側には龍の彫り物があります。
不要になったご神札やお守りを入れるかごがあります。
五社大明神社
五社神社と同じく高蔵寺駅近くの神社です。社伝は明らかになっていません。明応二年(1493)の再建時の棟札があり、承応四年(1655)にも再建されたと伝えられています。
明治四十五年に日吉社の祭神、大巳貴命(おおなむちのみこと)を、大正七年に高蔵社の祭神高皇産霊尊(たかむすびのみこと)、厳島社の祭神市杵島姫命(いつくしまひめのみこと)を合祇しました。
五社大明神社詳細
アクセス・行き方
愛知県春日井市高座町1939番地
高蔵寺駅から徒歩6分 神社左側に無料駐車場あり
参観料
入場料:無料 境内自由
御朱印
なし
祭神
- 大碓尊(おうすのみこと)
- 素戔嗚尊(すさのおのみこと)
- 日本武尊(やまとたけるのみこと)
- 菊理比売姫(くくりひめのみこと)
- 天目一命(あめのまひとつのみこと)
境内社
- 八幡社〈誉田別命(こんだわけのみこと)〉
- 金刀比羅社〈金山彦命(かなやまひこのみこと)〉
- 高蔵社(高蔵山山上の高蔵社の御霊の分祀の社)
- 津島社〈素戔嗚尊(すさのおのみこと)〉
- 山神社〈大山祇命(おおやまずみのみこと)〉
- 厳島社〈市杵島姫命(いつくしまひめのみこと)〉
主な行事
輪くぐり
梅雨明けに行う、無事に盛夏が過ごせるようにという願いを込めた行事です。集まった人々は無病息災を願いながら茅でできた輪をくぐります。
日時
7月第三日曜日
五社大明神社大祭(秋祭り)
「道行(みちゆき)」が境内を廻ったり、笛や太鼓のお神楽の奉納をしたりするなど、賑やかなお祭りです。餅つきや風船釣りなどの催しも行われます。
日時
体育の日(10月10日)
その他
山にあるため、階段が多く大変です。
拝殿の左右に一対の木彫りの狛犬があります。
昭和34年9月26日に伊勢湾台風で倒れた御神木を立川流宮大工梶田利一氏が彫り、昭和41年神殿両脇に奉献された神殿木製のものだと言われています。
絵馬をかけることができます。
五社大名神社のある高倉山では水晶などの鉱物がとれます。誰でも拾うことができ、家族で楽しむこともできます。
周辺には地名の由来となった高蔵寺があります。
まとめ
二つの神社の関係を含め、五社神社、五社大名神社ともに明らかになっていないことが多いです。しかし二つの神社は地域の方々の協力のもと、今もきれいに保たれ、行事や伝統は引き継がれています。
(写真・編集 堀 百花)